ロシアレポート その3(10/8〜9)

  • 2007/10/14(日) 01:21:56

<8日>
ゆっくり起きて、ゆっくり朝食。
11:00すぎ、エルミタージュ美術館の目の前を流れるネヴァ川の対岸にある「ペトロパヴロフスク要塞」へ。
↓要塞側から見たエルミタージュ美術館。ネヴァ川の向こうに見えているのが美術館。お筝の山野さんと。


ここで、日本の堺市から来ている刀鍛冶の池田さん一家が、鍛冶のデモンストレーションを披露する。
鍛冶の材料を日本から何週間も前に送っていたのに、結局通関で止まったまま当日を迎えた。
そのため、ロシアの鍛冶屋から材料を借りたり、ホームセンターでレンガを買ったりして、何とか集めたものでの本番だった。
池田さんは、「これじゃ無理だな」とか言いつつも、興味津々なロシアに囲まれて、とても一生懸命取り組んでいた。その姿が素敵だった。


↓池田さんの居合抜きの披露も!


この時、三味線と尺八の演奏もあり、日本の男気を十分にロシアに向けてアピールした。
↓前日、エルミタージュ劇場でのコンサートを聴きに来てくれていた、ロシアの学生と。日本語を勉強しているとか。一人ずつ日本語で自己紹介をしてくれました。


15:00過ぎ、一旦アパートへ戻り、遅い昼食。元永さんが買いに行って下さったサブウェイのパンを皆で頂く。
17:00、記念コンサートと記念パーティを行うホテルアストリアへ移動。
ここはかつて、レーニンが滞在したことがあったり、小泉総理も利用したと言う市内屈指の最高級ホテル。
ホテル内に入ると、ホテルスタッフが、ロシア語ではなく、英語で迎えてくれた。
19:00、最後のコンサート。45分程のプログラムを出演者4人で前日に話し合って決めた。せっかく日本から4人のアーティストが来ているのだからと、お互い一緒に出来るものを演奏した。
・さくら・・・・筝(山野)
・上弦の歌・・・筝(山野)&尺八(元永)
・いわき節?・・三味線(高橋)
・この道・・・・筝(山野)&歌(土屋)
・ふるさと・・・日本人演奏者4人&お客様もご一緒に
・赤とんぼ・・・バラライカ(ヴォルヌキン)&歌(土屋)
・アンコール=バイカル湖のほとり・・・・バラライカ(ヴォルヌキン)&歌(土屋)
・オーケストリーナ・アルモニアの演奏
筝の伴奏、バラライカの伴奏で歌う事が出来て、普段とは違った「この道」「赤とんぼ」になった。
「ふるさと」は、日本人のお客様はもちろん、ロシア人のお客様も分らないながらも歌詞のリードを聞きながら、歌ってくれた。


日本の文化・日本の音楽をとても快く受け入れてくれ、そして興味を持って一生懸命聞いてくださったお客様が有難かった。
コンサート終了後、ロシアのTV局の取材?を受け、「何か一曲、日本の子守唄を歌ってくれ」と、突然言われた。なので、アカペラで「ゆりかごの歌」を歌った。控え室前の廊下で、振袖も上から下まで舐めるように撮っていた。
21:00、予定より遅れて、パーティが始まった。今回のロシアでの全ての演奏が無事終わり、とてもホッとして、最初のシャンパンがとても美味しかった。
↓この日だけは、母も着物を着てパーティに出席。
 

上手く英語が話せないながらも、ロシアの方々とたくさん仲良くなれた。
日本からHISのツアーで来ていた佐賀の方々が、お抹茶を立ててパーティで振る舞っていて、私も頂いて、すごく嬉しかった。
↓パーティでの一枚。後列左から、ピアニストのセルゲイ、尺八の元永さん、スタッフのアルチョムの妹、スタッフのアルチョム、通訳のナターシャ、筝の山野さん、私。前列左から、指揮者で芸術祭監督の藤野さん、三味線の高橋さん。


小雨が降る中、アパートへ戻る。そういえば、ロシアの天気は、いつも曇り。時々晴れたり、時々雨が降る。この一週間は、日本の12月上旬くらいの気温でした。思っていたより、寒かった。
最後の夜だけど、男性はホテルからタクシーで男性アパートに戻らなくてはならなかったので、打ち上げも出来ず。
アパートで、母がせっせと着物を畳んでくれて、私は構わずシャワー。ごめんなさい。
全ての演奏は終わったけど、日本に帰ってからの事を考え、ここで風邪をひいている場合じゃないので、この日も、油断せず、鍋に熱湯を沸かし、マスクをして寝る。

<9日>
起きたら、3ヶ所蚊に刺されていた。この一週間、蚊にだけは悩まされた。
朝食を食べ、スーツケースに荷物をしまい、帰り支度。
12:00〜16:00まで、最後の観光&お散歩&お買い物にくり出す。
ネフスキー大通りを歩いていると、いつも少し路地を入ったところに見えていたおもちゃのような建物が気になっていたので、最後の散歩で近くまで行ってみた。
↓スパース・ナ・クラヴィー大聖堂だって。アニメの世界から飛び出てきたようだった。


またデパートを歩いたり、本屋さんで絵はがきを見たりして、最後の数時間を楽しむ。
16:00にアパートに戻り、また刀がひっかかると困るので、早めに空港へ。でも大丈夫だった。
20:50の便で、韓国へ。8時間半のフライトで、半分以上は寝てた。
韓国で8時間待ち。さぁ、最後の試練。どうする?
まず1時間ふらふらとお店を見て、その後女性4人は、韓国マッサージで足のむくみを解消。そして焼肉。そして、静かな一角のソファで、全員3時間昼寝。
そしてようやく、成田へ出発。
日本時間20:50、成田へ無事到着。ただいま。

こんな一週間でした。
長い長いロシアレポートを読んで下さりありがとうございました。

ロシアでの経験は、私にとって自信ともなり、そしてまた、歌に対する真剣な気持ちがより一層強くなりました。
まだまだ勉強する事は山積みですが、今回のこの経験は、これからの私の支えとなってくれそうです。
エルミタージュ音楽財団のスタッフの皆様、本当に細やかなサポート、ありがとうございました。特にずっとご一緒した根岸さんには、母共々とてもお世話になりました。
また、一緒に演奏させていただいた出演者の皆さん、とっても素晴らしい場所で、ご一緒に演奏できたこと、すごく幸せでした。これを機に、また何かの時にはぜひ共演させていただきたいと願っています。
そして、お母さん、着付けだけでなく、歌に支障が出ないようにと、この一週間は特別、荷物を持ってくれたり、マッサージをしてくれたり、常に体調を気遣ってくれたり、どうもありがとう。また海外に行く時は、着いて来てください。いつか将来は、私が連れて行きたいものです。